生活習慣病にコーヒーは最適!

コーヒーには、カフェイン以外にクロロゲン酸とよばれるコーヒーポリフェノールが豊富に含まれています。
コーヒーポリフェノールは、クロロゲン酸、3−カフェオイルキナ酸とも呼ばれています。

(クロロゲン酸の(Chlorogenic acid)のクロロ(Chloro)は、クロロフィル(葉緑体)と同じく、緑色を意味する接頭語です。植物の葉や根に含まれており、光合成をおこなう時に作り出す抗酸化物質です。ポリフェノールは、クロロゲン以外にも、アントシアニン、カテキン、ルチン、クルクミン、カカオポリフェノール、フェルラ酸などがあります。

 

そのポリフェノールは、カフェインの5倍〜10倍も多く含まれているんです。

成分 含有率
カフェイン 1~2%
ポリフェノール 5~10%

 

 

コーヒーのデメリットは?

コーヒーは、メリットが多くありますが、デメリットもあります。

 

それが、胃液の分泌を活発化させるという点です。
特に、胃酸が多い胃酸過多の方や、胃潰瘍の方は、胃もたれを起こす可能性もあります。

 

ですので、胃が弱い方は、胃への負担を軽減するため、以下のような飲み方がおすすめです。

1.食事中、食後、間食しながら飲む。
2.ミルクを一緒に入れて飲む。
3.夜遅い時間に飲まない。

 

ポイントは、お腹への刺激を和らげた飲み方をする点です。

 

クロロゲン酸を多く含むコーヒーとは?

コーヒーには、クロロゲン酸と呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。

 

市販のコーヒー豆には、煎り方によって味の濃さやポリフェノールの含有量が変わってきます。

煎り方 ポリフェノール
浅煎り(アサイリ) 薄い、サッパリ 多い
深煎り(フカイリ) 濃い、コクがある 少ない

ポリフェノールは、熱に弱いため、どうしても焙煎を長くしてしまうと減ってしまうのです。
ですので、コーヒー豆を買うなら、浅煎りがおすすめです。

 

ただ、豆を浅く煎る場合は、豆によっては農薬が残ってしまうものもあります。
ですので、自宅で購入する場合は、しっかりした品質の豆を選んだ方が安全です。

 

また、保健機能のコーヒーは、安全性も高く、ポリフェノールを加えたものもあります。
ですので、ドトールやスタバなどで、売っているドリップコーヒーよりも手軽に安く購入できる点は大きなメリットではないでしょうか。

 

コーヒーは、1日4、5杯程度までが適量と言われています。

肝臓がん予防にコーヒー

肝臓がんは、毎年日本でも多くの方が亡くなっているガンです。
2018年時点では、39,600名の方がかかり35,000名近くの方が亡くなっています。

 

最近は、女性の患者数も増えており、注意しなければならない病気の1つです。

 

国立研究開発法人 国立がん研究センターによると、
「コーヒーをよく飲んでいる人は肝がんの発生率が低い」
といった傾向がみられると公表してます。

 

以下は、
コーヒーを全く飲まない方の肝がんの発生率を1とした場合のグラフです。

 

右側にいくほど、棒グラフが小さくなっていくことが分りますでしょうか。
これは、コーヒーを全く飲まないより、毎日飲んでいる方の方が、肝がんの発症率が低くなっているというグラフです。

肝臓がんとコーヒーの関係(国立がん研究センター)

 

コーヒーは糖尿病を予防してくれる

糖尿病の患者数(平成26年)は、316万人(男性176万8千人、女性140万1千人)となっています。

 

糖尿病には、大きく1型糖尿病、2型糖尿病とありますが、9割は、2型糖尿病です。

 

特に、中高年に多く、運動不足や食べ過ぎも原因の1つとされ、無症状なのもこの2型糖尿病の特徴です。

 

コーヒーと糖尿病の発症の関係について、2002年にアメリカのロブ M. ヴァンダム氏が世界5大医学雑誌の1つ「Lancet(ランセット)」で研究結果を発表しています。

 

対象者:1万7千人
性別:オランダ人 男女
期間:7年間
コーヒーの摂取量と糖尿病の発症数を追跡

 

結果:1日7杯以上コーヒーを摂取する人は、1日2杯以下の人の2分の1の2型糖尿病の発症率になる。

 

また、日本の岐阜大学院医学研究科でも追跡調査が行われています。

対象者:35歳以上の3万人
期間:1年間
調査:食品、飲料、食事内容等の169項目
結果:男女ともコーヒーを毎日飲む人は、糖尿病の発症リスクは約30%低下する。
参考:糖尿病ネットワーク http://www.dm-net.co.jp/calendar/2011/016109.php

 

コーヒーは、死亡リスクを12%低減させる

イギリスの「英国バイオバンク(UK Biobank)」によると、平均年齢57歳の男女50万2641名のデータを解析した結果、コーヒーを飲む人と、死亡率に逆相関があることが発表されています。

 

コーヒーを全く飲まない人:基準
コーヒーを1日2、3杯飲む人:死亡率は12%低い
コーヒーを1日4、5杯飲む人:死亡率は12%低い
コーヒーを1日6、7杯飲む人:死亡率は16%低い

 

また、コーヒーが死亡のリスクを減らすことが、米国立がん研究所で約50万人のデータをもとに解析した結果でも判明しています。

 

コーヒーが生活習慣病を予防する理由とは?

コーヒーが生活習慣病を予防に効果がある理由として、大きく2つある可能性があることが指摘されています。

  1. カフェイン
  2. コーヒーポリフェノール

 

カフェイン

コーヒーを飲んだ直後は、カフェインによる交感神経の影響で血圧や血糖値は一時的に上がります。

 

ただ、継続的に飲むことによって、体脂肪が燃焼されやすくなる作用が働きます。

 

コーヒーポリフェノール

コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)には、強い抗酸化作用があります。

 

特に、どんな丈夫な血管であっても、活性酸素とLDLコレステロールから作られる過酸化脂質を中心とする脂質は、大きな障害を受けます。

 

これが、動脈硬化の進行にもつながるのです。

 

その、強力な活性酸素に対抗するのが、コーヒーポリフェノールであるクロロゲン酸です。
最近の研究では、このクロロゲン酸が、動脈硬化や糖尿病の予防に関わっていると考えらえています。

 

一般的なカフェインの安全な摂取量

1日のカフェインの安全な摂取量(EFSA:欧州食品安全機構)
体重 成人 小児〜青年
体重40Kg 228mg/日 120mg/日
体重60Kg 342mg/日 180mg/日
体重80Kg 456mg/日 240mg/日

参考文献:EFSA explains risk assessment. Caffeine

 

これを見ると、

体重60Kgの人が、レギュラーコーヒーを1日3杯のむと、
120mg×3杯=360mg
と簡単に342mgを超えてしまうことが分ります。

 

ですので、高血圧、血糖値を下げる目的で飲む場合は、カフェインの量をある程度抑えられた特保や機能性表示コーヒーの方が良いことが分ります。

 

妊産婦の方は、カフェイン抜きのコーヒーがおすすめ

妊産婦の方は、コーヒーに含まれているカフェインが、特に妊娠初期の段階で、自然流産を高める可能性があります。

 

そのため、妊産婦のカフェインの摂取許容量は、日本では設定されていませんが、WHO(世界保健機関)、カナダ、イギリスでは決められています。

 

妊産婦のカフェインの摂取許容量
機関・国 カフェイン摂取量
WHO(世界保健機関) コーヒーは1日3〜4杯まで
イギリス(英国食品基準庁) コーヒーは1日2杯程度まで(1日200mg)
カナダ(カナダ保健省) コーヒーは1日2杯程度まで(1日300mg)
日本 設定なし

妊産婦は、1日のカフェインの摂取量は200mg〜300mg程度までが目安

 

カフェインは、コーヒーだけではなく、コンビニで販売しているドリンクにも結構入っています。

 

ですので、妊産婦の方は、ついつい何本か飲んでいたら、1日の許容量を超えてしまう可能性があるので注意しましょう。

 

ドリンクのカフェイン量一覧
名称 カフェイン量
スタバ グランデ 330mg
スタバ ホット トール 260mg
緑茶(玉露) 180mg
スタバ ホット ショート 180mg
コーヒー(レギュラー) 100〜150mg
伊藤園 おーいお茶 濃い味 105mg
レッドブル 80mg
紅茶 50〜80mg
キリン 生茶 75mg
コーヒー(インスタント) 70mg
キリン 午後の紅茶 おいしい無糖 65mg
抹茶 50mg
サントリー 伊右衛門 50mg
ペプシコーラ 500ml 50mg
リポビタンD 50mg
キリン 午後の紅茶 レモンティー 40mg
緑茶(煎茶) 30mg
ほうじ茶 30mg
ウーロン茶 30mg
ココア 30mg
番茶 15mg
玄米茶 15mg
野菜飲料 0mg
果実飲料 0mg
そば茶 0mg
ゴーヤ茶 0mg
アサヒ 十六茶 0mg
麦茶 0mg
黒豆茶 0mg
ルイボスティー 0mg
タンポポコーヒー 0mg

これを見て分る通り、コーヒー以外にもカフェインは多く含まれていることが分りますよね。

 

ですので、買うなら、赤色のカフェイン0mgを選ぶようにしましょう。

 

妊産婦の方がカフェインの摂取を制限するコツ

カフェインの量を見て分る通り、コーヒー以外にも結構含まれていることが分りますよね。

 

ですので、妊活中・妊産婦の方は、

あらかじめ、飲むものを決めておく。リスト化して印刷しておく。

の方が確実・かつ安全です。

 

例えば、妊産婦向けのコーヒーなどは人気です。
カフェインがゼロだけではなく、無添加・無着色です。また、ビタミンやミネラルを含んだ美味しいコーヒーなので、普段からコーヒーを飲んでいる方なら、飲みやすいですよ。

 

妊産婦の方に人気のおすすめノンカフェインコーヒー>>こちらに詳しく記載してます。

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